【STAR BURST】カチカチラブトロス【レギュD】

こんにちは、はるまきです。

 

STAR BURSTで使用した構築の紹介記事となります。

対戦成績は個人3-2(回線切れ負け+3)、チームではBEST16です。あと1勝でDay2だっただけに、私の回線切れによる敗北が響く結果となってしまいました。多くの方に迷惑をかけてしまい、非常に申し訳なく感じています。

 

ダブルバトルの構築記事が何かと話題なので書いてみました。良い成績を残していなくても、個体の調整が他人のパクリでも、気軽に構築記事は書いてOKだと思います。

もしよければ最後まで覗いていってください。

 

 

使用構築

はる撒き

 

チームメイト

とり(X:@bird_poke_vgc)]

 

デンソン(X:@gastrodon_poke

 

構築経緯

今回の大会は、DLC解禁ポケモンが1体まで&チーム内での同一ポケモンの使用禁止という、非常に面白い特殊ルールでした。

3人で構築を作るにあたって、最初にとりさんがスタンを使うということが決定し、上記の6体に早い段階で決定。

ウーラオスやハバタクカミ、テツノカイナなど、スタンパを組むにあたって必要不可欠なポケモンがすでに残っていないため、新しく構築を考える必要がありました。

初めに思い浮かんだのはスコヴィランアローラベトベトンを並べたギミック構築。

以前に構築記事を書いているので時間がある人は軽く読んでみてください。

 

haru30114.hatenablog.com

 

この構築であればチームメイトと使いたいポケモンが被らず、苦手なハバタクカミやウーラオスなどのポケモンもルールの性質上マッチングする確率が低くなるため、ギミックが決まりやすいのではないかと考えていました。

しかし、チーム戦である以上、自己満足の運ゲーにチームメイトを巻き込むことに抵抗があり、この構築の採用を見送りました。(どうやらDay2にスコヴィランベトベトンがいたみたい)

 

次に、ガチグマ+クレセリアトリックルームパーティに注目しました。当時Xでグレンアルマが話題で、自分も使ってみようとしましたが、テツノカイナが欲しくなる場面が多すぎて解体しました。

 

特殊ルールは詰みの盤面を作ることが強いと感じていたため、それができるパーティが無いかなと探していたところ、WCSで結果を残していたジョンさんの壁クレセが目に留まりました。

john-poke.hatenablog.com

 

横浜で観戦していた際に、完成度に感動したパーティの一つです。

壁+めいそうクレセは非常に魅力的で、コンセプトをそのままスターバーストの構築でも採用したいと思いました。

この構築を使っていると、やはりモロバレルが重く、キノコのほうしが効かない積みアタッカーがいないかとポケ徹を眺めていたら、とあるポケモンに出会いました。

 

そうです、ラブトロスです。

とくせいの”ぼうじん”によりキノコのほうしやいかりのこなを気にする必要がなく、ジョンさんの構築のヘイラッシャのように”てっぺき”で防御を上昇させることができます。ラブトロスの使用率はかなり低く、被ることはないだろうと考え採用してみました。

 

コンセプトのオーロンゲ+クレセリアに加え、ラブトロスまで決定しました。

 

そういえば壁で結果を残した構築が他にもあったなと思い出したのがこげぱん先生の壁レイスポスでした。

kogepanna.hatenablog.com

 

この構築のコンセプトである、

壁+トリトドン+妖レイスポスによる一撃/連撃ウーラオスの否定

という点が非常に印象的で、そこからラブトロス+トリトドンの相性の良さに着目し、トリトドンの採用が決定しました。この構築を参考に、ラブトロスにドレインキッスを採用、ヒスイウインディも威嚇枠として採用、と順調に構築が決まっていきました。

オーロンゲ クレセリア
ラブトロス トリトドン
ウインディ(ヒスイ)

ここまでで、トルネロス+サーフゴーが止められないことに気がつき、ジョンさんの構築を参考にウルガモスを最後のピースに添えていました。しかし、9月の前半に流行りだした雨サーフゴーを止めることができず、ウルガモスが刺さらないことが増えていきました。そこで、壁&積みと相性の良いわるだくみ水ロトムの採用に至りました。おにびで物理アタッカーを止めることもでき、この6体で参戦しようと考えていましたが、とあるポケモンの解禁によりロトムが解雇されました。

オーガポンです。

サブウェポンの草技でもれなく弱点を突かれてしまい、トリトドンも同様に草技が致命傷となってしまうので、ロトムウルガモスにして構築が完成しました。ウルガモスにしたのはパーティ提出30分前でした。危なかったです。

 

構築詳細

オーロンゲ

テラスタイプ:ゴースト

もちもの:ひかりのねんど

とくせい:いたずらごころ

せいかく:しんちょう

202(252)-140-108(180)-x-115(76)-80

ウルクラッシュ/リフレクター/ひかりのかべ/すてゼリフ

 

調整はジョンさんの個体そのまま。

変更点:ふいうち→ソウルクラッシュ

安定して削りを入れたい場面が多かったため変更。Cダウンも偉い。

 

基本的に初手に選出し、壁を展開。初手に狙われやすいが、残しておくとすてゼリフで妨害ができるため、できることなら丁寧に扱ってあげたい。

 

クレセリア

テラスタイプ:フェアリー

もちもの:ゴツゴツメット

とくせい:ふゆう

せいかく:ずぶとい

227(252)-x-176(236)-97(12)-141(4)-106(4)

ムーンフォース/トリックルーム/みかづきのいのり/めいそう

 

こちらもジョンさんの調整をそのまま。

サポートしながらも自分がアタッカーになれるクレセリアは非常に使い勝手が良かったです。

 

ラブトロス

テラスタイプ:ドラゴン

もちもの:たべのこし

とくせい:ぼうじん

せいかく:れいせい

181(252)-x-150(156)-170-133(100)-45(S0)

ドレインキッス/だいちのちから/てっぺき/めいそう

 

テラスタイプがドラゴンの理由は、すいりゅうれんだと炎オーガポンのタイプ一致技をすべて半減で受けることができるため。ただし、元のフェアリー・ひこうタイプが強いため、テラスタルを切ることは少なめ。

調整

B:水テラスしんぴのしずく持ちウーラオスのすいりゅうれんだを確定耐え

C:+1ドレインキッスでウーラオスを確定1発

D:C特化ヒードランのラスターカノンを確定耐え

基本的に壁下で登場させるので、ガチグマやウーラオスを意識してB方面に厚く割きながら、+1ドレインキッスでウーラオスをワンパンできるラインを探していたら、この調整が最も効率的でした。

最遅にすることで、トリル下でガチグマの下から鉄壁を使用することができ、対ガチクレセに強くなれます。ヒードランへの打点となるだいちのちからも偉いです。

 

ウインディ(ヒスイのすがた)

 

テラスタイプ:くさ

もちもの:こだわりハチマキ

とくせい:いかく

せいかく:いじっぱり

201(244)-155(44)-105(36)-x-121(164)-113(20)

フレアドライブ/いわなだれ/しんそく/テラバースト

 

こちらも調整はジョンさんのものを流用。

耐久があり、ひかりのかべ下で相手のハバタクカミ&イーユイによる集中攻撃を耐えることができるのがとても偉い。(シャドーボール+あくのはどうなど)

オーロンゲのすてゼリフと絡ませながら威嚇を撒くのがお仕事だと思っていたが、しっかり火力が出るため非常に優秀なアタッカーだった。

対カミイーユイには選出率100%

 

トリトドン

テラスタイプ:フェアリー

もちもの:ぼうじんゴーグル

とくせい:よびみず

せいかく:ずぶとい

218(252)-x-132(252)-112-103(4)-44(S0)

だいちのちから/れいとうビーム/あくび/まもる

 

調整はこげぱん先生のものを流用。Sの実数値のみ変更、ラブトロスの45より低くした。この2匹が並ぶのは非トリル下であることが多く、ドレインキッスの回復量を確保するため。

れんげきウーラオスの脅威から味方のポケモンを守りつつ、あくびで積む時間稼ぎをする。集中攻撃をされやすいため、最後の詰めルートを考えながら大切に扱わなければならないポケモン。選出した試合ではテラス率高め。

 

ウルガモス

テラスタイプ:フェアリー

もちもの:オボンのみ

とくせい:ほのおのからだ

せいかく:おくびょう

188(220)-x-116(244)-155-125-138(44)

ねっぷう/ギガドレイン/ちょうのまい/まもる

 

こちらも調整はジョンさんのものを流用。対サーフゴーを意識。

むしのさざめきギガドレインにした理由は水テラスサーフゴーやトリトドンへの打点のため。草テラスしたヒードランへの打点が無いことが気になったが、ヒードラン相手には出さなければよいものとして納得している。

 

選出

基本選出

先発 オーロンゲ+ウインディ

後発 ラブトロス+クレセリア

 

基本的にはこの並びで、初手に威嚇を撒きつつ壁を展開して、裏のクレセリアorラブトロスで詰めを狙っていく。耐久が高いポケモンが多いため、雑にテラスタルを切ってもなんとかなることが多い。

 

ウーラオス入り

先発 オーロンゲ+ウインディ

後発 トリトドン+クレセリア

 

どちらのウーラオスか分からないので、一応トリトドンを選出。悪であればクレセリアをテラスタルさせ、あくびを絡めながら積んでいく。オープンチームシートで悪タイプであることが判明しているのであれば、トリトドンの代わりにラブトロスを投げることが多い。

 

対サーフゴー入り

先発 オーロンゲ+ウルガモス

後発 ウインディorクレセリアorトリトドン

 

クレセリアトリトドンは相手の取り巻きに応じて変更。ペリッパーがいればトリトドンを選出していた。どちらかといえば不利マッチ。

 

感想と振り返り

特殊ルールということで、考察がとても楽しかったです。

この構築は努力値をほとんど耐久に回しており、壁も相まって一つのミスが敗北に直結することが少なく、その点では扱いやすい構築だと思います。ただし、瞬間火力を出すことのできるポケモンが少ないため、選出の段階から詰めを考えていなければならないという点では、練度が必要である点だと思います。

スターバーストでは予選2戦目に以下の構築と対戦し、岩オーガポンを倒す手段に乏しく、これは勝てる可能性が低いな~~と絶望していました。

そこで、選出の段階で、あくびで眠らせるor寿司を合体させて、その間にラブトロスで積んで、なんとかヘイラッシャを倒して残りをラブトロスで一掃しようというプランを選択しました。パオジアンカイリュー相手にはヒスイウインディが強く出られるのですが、ヘイラッシャの前で時間を作るためにあえて選出せず、ロンゲトドン+クレセラブトロスという選出にしました。

結果的に寿司を合体させることに成功し、フェアリーテラスをしたトリトドンとオーロンゲでサイクルを回しつつラブトロスをカチカチにすることで、裏のパオジアンとシャリタツを処理して時間切れによって勝利しました。対戦前に立てたプラン通りに対戦が進んで、時間ギリギリの勝負でした。自分の読みのレベルが上がっていることを実感でき、ダブルバトルを続けていてよかったと思う瞬間でした。

 

フランスの電車の中から参加した予選は最初の4戦はなんとか回線切れを起こさずに対戦できたものの、残りの試合はほとんど回線トラブルを起こしてしまいました泣。自分が連絡役であったため、対戦相手の皆様との構築情報交換でも待たせてしまうことになり、チームメイト、運営、対戦相手と多くの方に迷惑をかけてしまったことを反省しています。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

構築について、もし興味や質問がある方はDMで質問等お願いします。